第6回:マイボールでスコアUP

ボウリング談議

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第6回「マイボールでスコアUP」

ボウリング場を訪れた際、ショップに並べられた高額な『マイボール』を目の当たりにしたことはないだろうか。

ボウリング場には『ハウスボール』と呼ばれる、無料でレンタルできるボウリングボールがあるにも関わらず、なぜ高額な『マイボール』が売られているのか、不思議でたまらない。

しかも販売されている『マイボール』は、そのまま投球することができない。専用の機械で穴を開ける、『ドリル』と呼ばれる作業を、店員に依頼しなければならない。

人の手の大きさやその形状は千差万別だ。

従って、いきなりボールに穴を開けることはできない。『ドリル』の前には必ず、専用道具を使用して投球者の手の形状などを計測する、『メジャー』を行う必要がある。

この計測記録を記したものを『メジャー・シート』と呼び、『ドリル』作業を行う際に使用する。また『ドリル』作業を実施する者を『ドリラー』と呼び、各ボウリング場には数名の『ドリラー』が在籍していることが多い。

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通常『マイボール』には、3つの穴(親指・中指・薬指)を『ドリル』するが、最近では親指を入れずに投球する『サムレス投球』や、両手で投球する『ツーハンド投球』も増加している。

これら投球には親指の穴を必要としないため、『ツーフィンガー・ドリル』と呼ばれる、中指と薬指のみを『ドリル』する場合も増えてきている。

しかし『ドリル』後の『マイボール』をプロトーナメントや、各ボウリング団体の公式戦で使用する場合、そこにはボールのバランス(上下や左右の重量の差)、指を入れない穴の有無などについて厳格なルールが存在するのだ。

このような公式戦などで『マイボール』を使用する際は、試合前に使用する『マイボール』の検量を受け、検量に合格した『マイボール』だけが使用可能となる。

このルールに適合する『マイボール』を『ドリル』するためには、一定の知識が必要であり、『公益財団法人全日本ボウリング協会(JBC)』がその技能・見識・経験等から審査する。

審査を通過すると『資格認定証』が交付され、この資格認定ドリラーのことを『JBC公認ドリラー』と呼ぶ。『JBC公認ドリラー』制度は、その発足当時から『公益財団法人全日本ボウリング協会(JBC)』が実施している。

ボウリング場にはこの『資格認定証』を掲示しているところが多く、また複数人の『JBC公認ドリラー』が在籍しているところもある。

『マイボール』を『ドリル』する際は、是非とも『JBC公認ドリラー』に依頼して欲しい。投球スタイルやボールの回転などについても『JBC公認ドリラー』と相談して、『ドリル』することをお勧めする。

お気に入りの『JBC公認ドリラー』が見つかれば、その後は同じ『JBC公認ドリラー』に『ドリル』を依頼するといった、指名を行うことも可能だ。

大きく曲がる、真っすぐ走って切れる、曲がりが抑えられているなどの特性を持った、様々な『マイボール』が販売されている。

その『マイボール』の特性を最大限生かすには、『メジャー』と合わせて、投球者が放つボールの回転軸などを踏まえた、『ドリル』位置となる『レイアウト』も重要となってくる。

『ドリラー』は、この『メジャー』と『レイアウト』を元に、『ドリル』作業を実施する。実に緻密で繊細な作業なのだ。

経験上、購入した『マイボール』を早く投球したいとの思いから、『ドリラー』に作業を急かしたことがある。結果として、『ドリラー』に嫌がられたり、仕上がりボールの感覚が微妙に変だったり、指穴の角が取れていないなど、雑な仕上がりだったことがある。

いまは『ドリル』作業を依頼する際には、

「気が向いたときにお願いね」

と伝えている。

妙に急かさない方が、早く仕上げてくれることが多い印象。

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『マイボール』と『ハウスボール』の違いについて、よく聞かれることがある。

奥が深すぎるためすべてをお伝えすることは難しいが、簡単にいえば次のような利点が『マイボール』にはあり、ハイアベレージを目指すボウラーたちは、この高額な『マイボール』を購入する。

  • メリット1
    投球者専用に『ドリル』されているため、投球ミスが少なくコントロールを付けやすい。
  • メリット2
    『ハウスボール』と比較して表面が柔らかい素材となっているため、ピンをはじき易い。
  • メリット3
    曲がりが得やすい構造となっているため、多くのピンを巻き込みやすい。

その結果、ストライクが発生し易く高得点が期待できるのだ。

またレーンのオイル状態に対応するため、様々な『マイボール』を使い分けてゲームに臨むボウラーも多い。プロトーナメントでは最低でも4個程度、10個以上持ち込むプロボウラーもいる。

これはアマチュアボウラーにも共通しており、ボウリング場主催の『コンペ大会』でも、4個程度の『マイボール』を持ち込む選手も多い。

6キログラム以上の重量となる『マイボール』が、4個ともなれば相当な重量である。そんな苦労があっても、ボウラーは勝つためには妥協しない。

ボウリング技術の向上、また高スコアを望むのであれば、『マイボール』の購入は必須だろう。

だが、高価な『マイボール』が必ずしも投球者に合うとは限らない。自身の投球スタイルや手の大きさ、また指の太さや長さなどを適切に計測する『メジャー』は欠かせない。

適切な『メジャー』と、そこからボールの動きを推察する『レイアウト』については、『ドリラー』個々の経験と個性といえる。

自身に合う『ドリラー』を探すことが、『マイボール』購入によるスコアアップのカギとなるだろう。


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次回の執筆予定「レーン抽選は誰のため?」

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