現在、私は新たなノンフィクション小説の執筆に取り組んでいます。
テーマは、これまで歩んできた警備員としての人生そのものです。
警備業界で働くようになってから今年で26年、5社目となります。
微力ながらも、この業界に長年関わってこられたことに感謝しながら、
今、自分が信じてきた道を形にするべく筆を進めています。
シリーズのタイトルは、
「警備という道を歩いてきた ~ただ真っすぐにこの仕事を天職だと信じて」
としました。
現在、その第1部「制服に憧れて」を執筆中なのですが、
思っていたよりも内容が膨らみそうで、上・下巻構成とする予定です。
上巻のタイトルは、
「偶然だったけど間違いじゃなかった」
この巻では、私の幼少期の記憶から、
就職氷河期に警備員という道を選んだ経緯、
そして最初に配属された仲間たちとの出会いまでを描くつもりです。
断片的に思い出しながら書いているのですが、
驚くほど記憶がよみがえってくる瞬間があります。
もしかしたら、それだけ最初の警備会社での経験が強烈だったのかもしれません。
初めて社会人として現場に立ったあの緊張感、空気感、
そして同僚たちとのやりとり――すべてが今でも心に残っています。
だからこそ、まずはこの上巻をしっかり完成させたい。
読んでくださる方に、「ああ、こういう現場もあるんだ」と感じてもらえるような、
そんな作品にしたいと思っています。
どうぞご期待ください。